
工芸帯地 洛風林の袋帯”フランス刺繍紋”です。
その名前から、本歌は刺繍で表されたフランスの文様。
どのような所でどのようにこの文様が用いられていたのか、
想いが巡ります。
京都小阪さんに染めて頂いた、付下げ着物”慶長唐花”に合わせてみました。


洛風林三女 愛子さんの手描きの図案で織られていて、同じ花でも、一輪一輪表情が違うのが、手織りの味わい深さ。

帯締めは、龍工房の”綾竹台片耳筋”を合わせてみました。
おもしろい糸遣いで表され、奥行きのある文様です。
来週開催予定の”洛風林展”で、ぜひご覧くださいませ。
6月10日(火)~15日(日)
10時~19時
於:弊 店
皆様のお越しをお待ちしています。
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弊店の屋上では今、白のカワラナデシコが一面に咲き乱れています。このナデシコ、何年も前にある方から種を頂いたのですが、その頃、こちらにはピンクのナデシコが咲いていたので、その方にピンクのナデシコの種をもらっていただきました。何年もの間、白とピンクのナデシコが両方一緒に咲き、楽しんでいたのですが、そのうちにピンクのナデシコがだんだん少なくなって、今では、白のカワラナデシコばかりになりました。
おもしろい事に、白のカワラナデシコを下さった方のお庭では、こちらとは反対に、白の花がなくなり、ピンクの花ばかりになっているそうです。