
こんな展覧会があるとお誘いを受け、
初めて名前を知った、有道佐一(ありみちさいち)の回顧展に寄せていただきました。
自然豊かな四季の風景。
孤高の魂が描いた、果てしなく美しいふるさとの山河。

「山家村」1940年
陽光に光り輝く木の葉の一枚一枚、
生き生きと命溢れる丹波の自然、
圧倒的な迫力を感じます。

これは「山家村」の絵に近づいてアップで撮ったものです。
点描の細かさには驚くばかり。
芸術新潮が<丹波の自適画家>と評した有道佐一は、
画壇の第一線での活動を拒み、故郷で自然豊かな四季の風景をひたすら描き続けたそうです。

「由良川上流の朝」
会場でこの絵を見ていますと、
風景の中に溶け込んでいくような気がしました。







2024.8.6(火)~18(日) 10:00~18:00
於:京都市京セラ美術館