2023年 11月 30日
アボカドとあけがらし№32 塩蔵繭無地着尺(長市松)と染名古屋帯”大ペイズリー" |

静かでおとなしい組み合わせです。
着物は勝山健史氏の塩蔵繭の糸で織られた美しい光沢の生地(長市松の地紋)に、
真美弥で色出ししてほのかなシルバーグレーに染め上げた無地。
光の移ろいや動きによって変化する表情の豊かさ。
お顔映りが、とても美しく見えます。

帯は秋の黃紅葉を思わせる染帯”大ペイズリー”。
生地に幅の狭い立涌の地紋があり、
大きなペイズリーの柄を引き立てています。
日本の勾玉(まがたま)にも似たペイズリー。
模様の向きや配置に変化があり、
優美な曲線に、なぜか安堵感を覚えます。

合わせた帯締めは三井寺(綾竹遠州組遊玄染め)。
きりりと引き締まる、優れものの帯締めです。

この帯締めはsold outとなりましたが、
お色違いがございますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
TEL 072-998-6838
by kimono-mamiya
| 2023-11-30 00:16
| アボカドと”あけがらし”
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