
瀬戸、信楽、丹波、備前、越前とともに「日本六古窯」に数えられる常滑を訪ねました。

煙突が10本の登り窯。
国指定重要有形民俗文化財となり今はもう使われていませんが、
これまでに見たどの窯よりもスケールが大きいのには驚きました。
明治20年頃から昭和49年まで使用された現存する日本最大級の登窯。

登り窯には10室。
30人ほどで焚かれていたそうです。



これは、現在つかわれている窯。
こちらでは、伝統工芸士のご当主が考案された、
つぼ焼き芋用芋壺を焼かれていて、
ずっと先まで順番待ちだそうです。

この窯を二階からみたところです。
窯に一度に入るのは、芋壺4個。
4個を台車に載せ、窯に入れて焼成。
一週間に一度のペースで焼かれているそうです。

土管や焼酎瓶が積まれた坂道。土管坂。



この日は閉まっていましたが、廻船問屋の瀧田家(市指定文化財)です。
宿泊したゲストハウス、ヒルズハウスセカンドのオーナーご夫妻に、
常滑のいいところ、いいものを焼かれている窯元を案内して頂き、
又とない貴重な経験ができました。