
お天気に恵まれ、第百十一回 個展を開催中です。


京都小阪の小紋着尺"木版摺更紗"と染名古屋帯”小袖唐花文様摺箔"。
「織繍遺寶」の一枚の図案から想を得て制作したこの帯、
かすれたように見えるのは、光っては見えませんが、焼いた銀の摺り箔。
銀の焼箔を金糊で溶き、片刃の刷毛で何度も塗り重ねることで、
はっきり見える箇所とかすれたように見える箇所。
時代を経た、朽ちた趣きを表わしています。

天神唐草(松竹梅唐草)の付下げは、初釜やお子様の卒入学(園)など、
おめでたいシーンに最適です。
洛風林の名古屋帯(白銀 マグノリアの花)はsold out。

長市松の地紋の塩蔵繭無地の着物にあわせているのは、
生紬絽の染帯。
お単衣から盛夏にかけて、涼やかで軽やかな風のようです。




武村小平作 "染名古屋帯 "りんどう"

澤田麻衣子作 型絵染名古屋帯"ビルベリー"

根津美和子作 絣綾織名古屋帯"初露"
展示会は19日(日)までです。
多くの方にご覧いただきたく、お待ちしています。