
京都のたち花さんから、力の籠もった摺型友禅の染帯が届きました。
生紬地の”ガルーダ更紗”
インドネシアの神様が乗る霊鳥”ガルーダ”が花更紗の間を優雅に舞う姿。
異国情緒と崇高さに、強く惹きつけられます。

摺型友禅とは型紙を用いて友禅染を施す染色技法で、色毎に型紙が分かれており、
たち花さんの摺型友禅は、数十枚もの型紙で一つの柄が構成されています。
ひとつの色につき多段階の濃淡を表現するために、型紙が彫り分けられ、
同じ色を摺り重ねることで奥行きができ、より深みのある表現が出来ます。
例えば青色ひとつを表現するのにも、4枚の型紙に彫り分けられていて、
一度しか摺らないところは淡く、二度三度と摺り重ねるにしたがって濃くなります。



この帯は、開催中の”秋の個展”で展示しています。
ぜひご高覧ください。
23日(日)まで 弊店にて sold out