
9月のお単衣にお勧めしたい着物と帯。
秋を感じる装いです。

弊店別染めの付下げ"破れ格子"
店主が描いた図柄を元に、
京都の職人さんの手により、染められた一枚です。
少し透けて細縞の地紋。
さらっとしていて色の染まりの良い生地。
破れ格子の絵柄が、豊かな味わいを醸し出しています。

帯は大谷由紀子さん作の諸紙布の帯「菱文様」。
鳥取の青谷の和紙を使った糸に
近隣の山林で採集した植物を使って草木染をして、
独自の世界を紙布として作り上げています。
意外と水に強く、"すくい"なのでとても軽い帯。
単衣のお着物にぴったりです。

帯締めは、渡敬の"貝の口撚糸亀甲"
細やかな組みで、とってもな存在感です。

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店主の夏の夕方散歩。
太陽が照りつけ酷い暑さでしたが、
一歩山道に入ると、木々の影でひんやりと。
こんな何気ない花の姿にも、季節の移ろいを感じます。