
暑くなった思えば急にひんやりしたり、晴と雨が一日おき。
なんだか定まらないこの頃ですね。
今回ご紹介させて頂くのは、とっても爽やかな組み合わせ。
勝山健史さんの帯"ヨーロッパ七宝文"の美しさに惹かれ、
その図柄に想を得て染めた着物です。
上前にヨーロッパ七宝を配し水玉を散りばめた、
ちょっとおしゃれでさりげない附下げ。
水玉は周りにいく程まばらになり、心地よいリズムを奏でています。

白生地にほんのり薄っすらとピンクを引き、
糊を置いてから地色の水色を染めることにより、
水玉がしっとりと馴染んで広がりを見せています。
透明感のある水色、とってもすてきです。
さらりとした味のある生地で、袷にもお単衣にもどうぞ。

合わせた帯は、先日ご紹介しました洛風林の名古屋帯"レリーフ"。
白銀と名付けられた驚く程に白い地色に、
乳白色の唐草がおおらかに広がる、ふくれ織の名古屋帯です。

こちらは前柄。
スッキリとした、いい感じです。
名古屋帯”レリーフ”は sold out
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久しぶりに雪を冠った富士山を眺めることができました。
八ヶ岳南麓の大泉にて。
四方八方が高い山で、八ヶ岳の赤岳や、
南アルプスの北岳や甲斐駒ヶ岳など、
迫力のある山の姿に魅了されました。