シアトルのS様のご注文の着物と帯ですが、
訪問着の下絵(実物大で紙に書かれたもの)が京都の小阪さんから、
又、勝山健史さんの帯の芽出し(試しに少しだけ織った布)が洛風林さんから届きました。
どちらも、このままでいいか、どのように手直しすればよいか考え、
S様にもご覧頂いて相談させて頂こうと思い、
発送しようと郵便局に持って行きましたが、
今は送れませんと断られてしまいました。
仕方ないので画像をお送りし、LINE電話で打ち合わせさせて頂きました。

これが芽出し(試し織り)です。
周囲の藤納戸色は着物の地色にあわせて色を作って下さいました。
画像ではわかりにくいですが、候補の色を4種類試して下さっています。
又、シアトルの明るい空の下でよく映えるように、
金糸銀糸を使い元の見本の帯より華やかになっていますが、
S様とお話させていただいて、いつもの勝山さんらしい配色で織って頂こうということになりました。

色の違いがおわかりいただけますでしょうか。

着物の下絵を身に当てたところです。
この下絵を郵便で送り、S様にこのように当てて頂いて、
画像から柄の高さを調節させて頂くはずでした。
華文の上端がおはしょりから10センチ程下がったところに来るとバランスがいいのですが、
S様がご自身のお着物で測ってくださることになりました。
華文の大きさは少し大きいようですので、もう少し小振りにして頂くことになりました。
帯の配色が決まり、華文の位置が決まると、
いよいよ、訪問着と帯の制作がはじまります。
We love kimono でお伝えさせて頂きたいと思います。
* * *

”レンゲショウマ”が咲きました。
ここ何年もつぼみがついても途中でダメになってしまいがっかりしてばかりでしたが、
今年の気候がよかったのでしょうか。

高地でないと咲かないはずの花。
この姿を見ると、心が和みます。