
目の覚めるような、洛風林さんの帯。
どの色もはっきりと個性的。
そしてバランスよく調和しています。




生地風はしなやかで、とてもていねいな織り方がされています。
* * *

飛鳥の甘樫丘(あまがしのおか)を訪ねました。



この晴れやかな花は三椏(ミツマタ)。
勝山健史氏の帯に輝きを添える引箔に使われているのが、
このミツマタから作られた和紙。
はじめて三椏の花を見ることができました。

なだらかな道を歩いていると茂みの中から何やら、ガサ ゴソ。
何か動物がいるのかと思って覗いてみると、
鳩より少し小振りのこんな鳥が、
落葉を掘り返して、土の中の虫を啄んでいるのでした。

土筆を見ると、のどかな春を感じます。


黄色だけでなく、白いタンポポも。

広々とした園地で、のどかな春そのものでした。