2019年 05月 12日
手織名古屋帯 ”夾纈花文” <工芸帯地 洛風林の帯> |
帯の名前は、”夾纈花文”。
夾纈(きょうけち)は、奈良・飛鳥時代の染色技法で、




模様を彫った2枚の板の間に折り畳んだ布を固く挟んで、
模様の部分に染料を注いで染める方法。
夾纈で染められた染織品が、この帯の本歌となっていることが窺えます。

この夾纈文様と、ふくれ織りのゆったりとした凹凸。
そして、藍白と呼ばれる色。
五月のさわやかな日差しと風に、溶け込みそうです。
* * *



5月はじめのお天気の日、奈良県大宇陀、森野旧薬園にて。
by kimono-mamiya
| 2019-05-12 12:30
| 洛風林の帯箪笥
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