
静けさと優しさに満ちていて、心が和む帯。
洛風林さんでこの帯を見て、一目で頂くことにしました。
特別な色遣いではないのですが、
初めて出逢った新鮮味を感じます。

左右対称の図案ですが、人の手が為す技。
少しずつちがっていて、それがこの帯の味わいを高めているようにも思います。

経(たて)に生引きの糸、緯(ぬき)には塩漬けの糸。
糸作りから独自で手掛けられている、勝山健史氏の帯。
その織り模様は細部に亘りとても美しく、つい見入ってしまいます。

前柄です。
帯締めを合わせるのも、楽しみですね。

この帯は、洛風林さんから届いて間もなく御縁を頂戴しましたが、
ご好意により掲載させていただきました。
sold out
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勝山健史氏の関西では初めての個展(於:京都国際会館)、本日で幕を閉じました。
普段はなかなか目にする機会がない勝山健史氏の織物、
着物をお召しになるお客様だけでなく、
着物や帯の作り手さんも会場に来られ熱心にご覧になっていました。
弊店のお客様も大勢お越し下さり、遠いところ本当にどうもありがとうございました。
「どの作品にも力強い輝きがあり見応え十分で、美術館で観覧した後の心地よい疲れと同じものを感じました。」
「勝山さんの素晴らしい織物にどっぷり浸った一日になりました。あの透明感のある静謐な世界をイメージして‥‥‥」
など、嬉しいお言葉も頂戴しました。