勝山健史帯 "スペイン裂②” <工芸帯地洛風林の帯> |

お願いしていた勝山健史氏の帯が織り上がり、工芸帯地洛風林さんから先日届きました。
明け方の空のような、澄みきった水色地の名古屋帯です。
着物や帯を染めに出す時は、店主が地色や柄一つ一つの色を選んで
色見本を付けて加工に廻しますが、
勝山さんに帯をお願いする時は、こんな感じでとこちらの大ざっぱな想いをお伝えするだけ。
すると、こちらが思っていた以上に思い通りの帯ができあがってくるのです。

前に濃い地色の”スペイン裂”をご紹介させていただきましたが、
この帯はそのお色違い。
色が変わると、全く別の帯になるのは、いつもの事ながらほんとうに不思議です。

地の綾織りと絵緯糸が織り成す、織り模様。
アップで見るのも、楽しいものです。

模様のからしベージュの色。
黄土色に見えたり、ゴールドに見えたり、
地色の水色とともに、さまざまに変化して見えます。

細部をとってみても、
繊細な趣きのある優雅な文様です。

光を受け止めて、静かな輝きを発しているようです。

勝山健史 織物展を開催させて頂きます。
と き : 7月5日(水)〜9日(日) 10:00〜19:00
8日(土)のみ18:00まで
ところ : 弊 店
このブログ”真美弥の引き出し”でご紹介させて頂きました、
勝山健史氏の織物の数々、ぜひ、御高覧ください。
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今年も ”むべ” の実が出来ました。
それも背伸びをすれば、手の届くところに。
去年はたくさん実がなったのに、
二階三階の高いところばかりで収穫はできませんでしたが、
今年は秋になって、”むべ” の味が楽しめそうです。
