勝山健史帯 ”リヨン献上①” <工芸帯地洛風林の帯> |
弊店の着物や帯を皆様のお目にかけたく、このブログで紹介させて頂いています。

6月に東京の代官山ヒルサイドテラスで開かれた新作展での帯。
ちょうど梅雨明けの今時分のように、スカッとした柄取りです。

イタリアの華麗な装飾模様。

勝山健史氏の帯はどれを見ても、細部に亘るまでとてもきれいな仕事がなされています。



白地に白の模様は光によって、隠れたり浮き上がって見えたり。

綾織りの模様が、とても立体的です。

勝山健史氏のこの帯は、お洒落からセミフォーマルまで、
幅広くお使い頂けます。色合わせも思いのまま。
重宝な一本です。 sold out
* * *
行楽シーズンには、メインストリートを歩くのさえままならない奈良ですが、
7月ともなると人の出も落ち着き、古都の風情を取り戻していました。

ふと立ち寄った”吉城園”
小さな入り口ですが中に入ると、起伏を活かした大きな庭園が広がっていました。

趣きのあるお茶室では、ちょうど茶会が催されていろところでした。

池の中を覗いてみると………。

この池のすぐ横に春日山原始林に続く小さな裏山があり、
春になると毎年、その裏山からモリアオガエルが産卵のために、帰ってくるのだそうです。
産まれたオタマジャクシが大きくなってカエルになると又、裏山へ戻って行く………。
この池の世話をなさっている方にお聞きすると、
「僕が来てから何年もずっとですね。
でも戻ってくるのは、出て行ったモリアオガエルの数にくらべると、
ほんの少しですよ。天敵が多いですからね。」

園内には、”苔の庭”や”茶花の庭”など、
思いがけなく、見どころの多い庭園でした。