下井紬着尺 まるまなこ・霞 <廣田紬謹製> |
弊店の着物や帯を皆様のお目にかけたく、このブログで紹介させて頂いています。
月に数回のゆっくりしたペースですが、どうかよろしくお願いいたします。

長野県の下井伸彦さんの手になる下井紬。
テキスタイルデザイナーの出身で、
色の組み合わせや柄に、他の紬にはない新鮮なセンスが感じられます。
これまで”真美弥の引き出し”では、
下井紬の夏の帯をご紹介させていただいたことがありますが、
今回はお着物です。

染材を数種類染め重ねて、思いの色を表現。
下染めから仕上げ染めまで、目的の色が表現できるまで、
染材を選択し、組み合わせて使用し、色に深みを与えます。

まるまなこの緻密な綾織り。
緯糸に絣糸を入れてていねいに織られていて、
下井紬の中でも、特に手の込んだ織物です。

勝山健史氏の帯、”立湧小花文”を合わせてみました。
この着物は、袷にもお単衣にも。

下井紬はなかなかの人気で、今は生産が追い付かない状態ですが、
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”虎の尾”と”京鹿ノ子”の紅白の組み合わせ。
今年も、夏が近づいてきました。