志村ふくみ展 於 : 京都国立近代美術館 |

91才になられた染織家 志村ふくみさんの紬織を一度は見ておこうと思い、
拝見させて頂きました。
60年におよぶ創作の歩みの他、
ごく最近に織られた無地の着物もたくさん展示されていました。
さまざまな草木から引き出した自然の色を生かして思いに叶う色を創るのは、
ほんとうに骨の折れること。
昨年、文化勲章を受章された記念の、今回の展覧会です。

会場には、お着物姿の女性が大勢おられました。
ほとんどが紬の着物に名古屋帯という姿で、
中には、ご自分で織られたお着物では、と思われる方も何名か。

河合寛次郎、富本憲吉、黒田辰秋氏などとの交流を示す陶器や木工の名品が、
会場の所々に展示されていました。
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二月最後の日曜日、
三条大橋のたもとで、早くもほぼ満開の桜が咲いていました。