日本衣裳絵巻 ――卑弥呼から篤姫の時代まで |

御縁を頂き、六甲アイランドで開催されている展覧会に、寄せて頂きました。
”京の染織祭に集結した、染織黄金時代の職人技が描き出す一大絵巻”といえる展覧会。
大陸文化の影響をうけた古墳時代から、日本の衣裳は変遷をとげ、
今の着物の形が現れはじめるのは室町時代になってから。
昭和の初め頃の20年間、
葵祭・祇園祭・時代祭にならび”京都の四大祭”として、
”染織祭”が盛大に行われていたことを、
この展覧会を通して、はじめて知りました。
染織の黄金時代とも称される当時、
最高の技術をもった職人や研究者、有職故実が京都に集結し、
”染織祭”のために、各時代の衣裳が、復元・制作されたそうです。

各時代の衣裳の違いがわかりやすく展示されていて、
興味深い展覧会でした。

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帰りに寄った小磯記念美術館での一枚。
須田国太郎の「犬」