勝山健史帯 ”リクギスベルグ” <工芸帯地洛風林の帯> |

工芸帯地洛風林さんから、勝山健史氏の新作の帯が届きました。
その内の一本 ”リクギスベルグ”

これまでの勝山氏の帯にみられない、どこか神秘的な色調。

光の加減で、帯の輝きが、おもしろい程に変化を見せてくれます。

”リクギスベルグ”………。
欧州のどこか、この帯の元となった文様がある所の地名かと思い調べてみましたが、
そうではなさそうでした。
勝山氏にお目にかかったら、お訊ねしてみようと思います。

勝山健史氏の帯は、一作ごとに、ちがった糸使い。
塩漬けの絵緯糸が、美しい輝きを放っています。

sold out
次のブログでは、勝山氏の帯をもう一本ご紹介させて頂きたいと思います。
〔追記〕 リクギスブルグはやはり地名でした。(スイス)
洛風林さんから、お返事を頂きました。
洛風林さんの三姉妹が先代の後を継いで活躍されていることは
以前このブログでお知らせしましたが、
社員さん達も全員、洛風林を大切に思ってお仕事されています。
その一人、一番若手の女性が、
リクギスブルグについて調べた結果を送って下さいました。
一本の帯の名前の由来をお訊ねしたところ、
熱心に調べて下さった熱い思いに、心打たれるものがありました。
洛風林さんの了解を得て、
頂いたお返事を、ここに掲載させていただきます。

(文中の資料① 資料②は割愛させて頂きました。)
* * *

暑くなりましたね。
遠くから、蝉の声が聞こえてきます。
これは”真美弥の小さな庭”の蝉風景。
殻から抜け出したばかりの蝉が、まだ動けずにじっとしています。
この夏三度目の、抜け殻とのツーショット。