黒留袖 ”波頭飛鶴” |
弊店の着物や帯を皆様のお目にかけたく、このブログで紹介させて頂いています。
週一回ぐらいのゆっくりしたペースですが、どうか末長く、お付き合いくださいませ。

おめでたいお席に相応しい柄の黒留袖です。
寄せては返す果てることのない波頭、
一年中緑を絶やすことのない松を喰わえた、長寿の象徴の鶴。
いずれも吉祥文様として古くから、好んで使われてきました。

一見単純にも思える波頭ですが、
遠近感のある描き方により、躍動感が伝わってきます。

線と点で描かれた波と飛沫。
盛り上がっているように見えるのが、不思議です。

端正な松喰鶴の姿。
二本の足にいたるまで、優雅な線で描かれています。

趣きある色の松。
鶴に施された、ていねいな刺繍。
おめでたい尽くしの裾模様で、ぜひお祝いの気持ちをお伝えください。
”真美弥の引き出し”では、この他にも、真美弥の別染めや東京染め等、
他所では目にして頂けない黒留袖をご紹介させて頂いています。
黒留袖 ”鳳凰牡丹” <真美弥別染め>
黒留袖 ”波濤鴛鴦” <東京染めの着物>
黒留袖 ”山鳥” <東京染めの着物>
黒留袖 ”孔雀” <東京染めの着物>
黒留袖 ”古都の塔” <東京染めの着物>
黒留袖 ”風神雷神” <東京染めの着物>
黒留袖 ”風神雷神” <真美弥別染め>