創作附下 ”イタリア裂” ・” 破れ格子” <真美弥別染め> |
勝山健史氏の”イタリア裂”に想を得て、弊店で創作した附下二点。

先日(2月18日)のイメージ画から、この着物が出来てきました。
イタリア裂の揺らいだ自然なラインを表現するのに何度も試行錯誤を繰り返しましたが、
京都の悉皆屋さんや職人さんの力を得て、ほぼ思い通りの着物になりました。

さらっとしていて色の染まり具合の良い生地。
細縞の地紋と全体にモヤがかかったような地風。
豊かな味わいを醸し出しています。

もう一枚は、破れ格子。
イタリア裂とはまた違った趣きです。
どちらの着物も、名古屋帯”イタリア裂”はもちろん、
勝山健史氏の繊細な織り味の帯によく合い、
気品のある装いを演出します。


この二枚の写真は、紙に実物大に描いた最初の下絵。
これに手を加え、白生地に下絵を描き、染め上げられました。
カメラの調子が良くなくて、少しお見苦しい写真になってしまいましたが、
この二枚の着物をぜひ皆様に御覧頂きたくて、掲載させて頂きました。
* * *

”春の個展”は、4月28日(火)まで。
どうぞお気軽に、お越し下さいませ。