杉浦康益展 陶の博物誌 於:西宮市大谷記念美術館 |

西宮でおもしろい陶芸の展覧会があると聞き、
西宮市大谷記念美術館のホームページを開いてみて、びっくり。
いつだったかテレビで見て、
えっ! と驚き、しばらく頭から離れなかった陶芸家の展覧会。
さっそく伺いました。
写真撮影ができないので、図録から。

植物を細かに観察し、その構造を精密に再現した陶の花々。
これは、”マツムシソウ”
白山で青紫の花が一面に咲いていたのに出会ったことがありますが、
清楚でありながら華やかさのある花です。
この陶の”マツムシソウ”は、実物通りでありながら、それ以上のすばらしさ。
見ていると、なんだか引き込まれてしまいそうです。

”ざくろ”と”洋ナシ”
ついている葉っぱにまで、独特の雰囲気。
葉っぱの縁が朽ちかけて、今にもパラッと崩れそう。
お花のシリーズには、珍しい花がたくさんありました。
山法師、白雪芥子、お茶のはな、椿、沙羅の花、それにレンゲの花輪………
好きな花ばかりです。

美術館の建物を囲むように日本庭園があり、
四季の花がよく手入れされていました。
左の方に見えている陶の岩も、杉浦康益氏の作。
会場には、山でしか目にしない大きな陶の岩も。
ダイナミックな展示に圧倒されました。
