2014年 02月 14日
勝山健史帯 箔無地 <工芸帯地 洛風林の帯> |

工芸帯地 洛風林さんから届いた勝山健史氏の新しい帯。 ”箔無地”
色々な着物に載せてみると、
不思議なほど、どんな色にもよく合います。
昨秋にご紹介した”ヨーロッパ七宝文” は、
金の箔のほとんどが裏に出ていて、表に出ているのは水玉の模様だけでしたが、
この名古屋帯 ”箔無地” はその反対で、黒の地糸の上に一面、金の箔。

一見、無地のように見えるこの金の帯、
じっと見ていると、さまざまな箔の不思議なハーモニーが、
目を楽しませてくれます。
三年寝かせた三椏(みつまた)和紙に生漆(きうるし)を引き、
金の粉に焼いた銀の粉を混ぜ合わせたものを振った箔と、
黒漆を引いて、同じようにして作った箔。
それぞれの箔を三種類の幅に裁断して、
アットランダムに織り込んで出来た帯。
この箔は、健史氏とぴったり息の合った箔屋さんの手によるもの。
いつも、健史氏の新しいイメージに適う箔を創り出しておられます。
金の色が、なかなか写真で表現できないのが残念です。
sold out
* * *

昨夜からの雪で、真美弥の小さな庭も久しぶりに雪が積もりました。

”むべ”の蔓もこの通りの雪化粧。

幻想的な(?)、ベランダのライト。
雪が積もると、いつもと違ったもののように見えますね。
by kimono-mamiya
| 2014-02-14 15:47
| 勝山健史の織物帖
|
Comments(0)