手織袋帯 檜扇文 |

ふっくらと優しい手ざわりの袋帯。
檜(ひのき)の薄い板の上部を絹糸で綴じた檜扇は、
平安時代の貴族が身につけていた雅なもの。
末広がりで、福を招くおめでたい文様です。

手織りならではの、味わいのある風合い。

金糸も、華やかで上品な輝き。

この帯は、合わせる着物の地色が幅広く、濃い色にも薄い色にも。
この黄色の訪問着にお締めいただくと、とても気品のある組み合わせ。
ご来店の折などに、どうぞ御覧くださいませ。
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春が来るのが待ちきれず、
ひとり頭を出した、気の早い蕗の薹。

寒い冬の間に、土の中で、こんなにも育っていたとは!
生き生きとした緑色に、不思議な生命力を感じます。