宮坂製糸所 |
工芸帯地洛風林さんと勝山健史さんに、連れていって頂く機会に恵まれました。

製糸の町 岡谷で只一軒となった宮坂製糸所。

これは、”諏訪式繰糸機”。
フランスやイタリアの繰糸機をもとに明治初年岡谷で開発され、
柔らかい風合いの糸ができるそうです。

”上州式繰糸機”
江戸時代後期から使われた日本古来の手法。
節のある軽くて素朴な風合いの糸ができ、
おもに紬を織る糸として使われています。

こちらは自動繰糸機。
繭の数を一定に保ち、見事な仕組みで、糸が採られています。
どれも、回転数を抑えて、とてもていねいな作業です。

繭350粒からできた、とても太い生糸で、
"銀河シルク”という名の宮坂製糸所のオリジナル。

勝山健史さんの桑畑では、
今年も”ネズミガエシ”が、無農薬の畑で健やかに育っていました。
九州 京都 岐阜 名古屋 東京などから、
洛風林さんの帯を扱っておられる呉服店さんがきてられましたが、
それぞれ、個性的なスタイルで営んでおられ、
いろいろお話を聞かせて頂くことができ、
とても有意義な一日でした。