手織袋帯 紗綾型源氏香 <工芸帯地 洛風林の帯> |
古典的な文様を用いて大胆で斬新な意匠を表した、
工芸帯地 洛風林の手織袋帯です。
地模様の紗綾型は、
着物や長襦袢の生地の地紋によく使われる文様。
桃山時代に中国の明から伝わった織物、紗綾の地紋に使われていたことから、
この名が付けられたそうです。
源氏香の柄の色は、どれも個性的。
そして、変化に富んだ織模様。
大きくすると、経糸と緯糸が織り成す幾重もの組織があらわれて、
見ているだけで楽しくなります。
”源氏香”は江戸時代からおこなわれてきた香合わせの遊びの名称で、
香の組み合わせを示す符号を文様化しています。
縦5本の線の繋ぎ方を変化させて、
源氏物語五十四帖のうちから五十二の組み合わせを作り、
それぞれに源氏物語の帖名をあてたものです。
帖名に秘められた情感をそっと表したものもありますが、
いつも楽しく拝見しています。こちらの帯も素敵ですね。すごく力強い感じがします。
ところで、11/16のブログのお能を演じる時に使われる道具がいろいろと描かれたお着物をさらに詳しくアップで見せていただけないでしょうか。いま、お能に夢中になっていてとても興味があります。他ではあまり見ないお着物なのですし。いつか見せていただけたら幸いです。
図々しいついでにまた一つお尋ねしたいのですが、お能を見に行くときに訪問着では大げさ過ぎるでしょうか。観世能楽堂の1月定期公演に友人と着物を着ていく予定です。お正月ですし、梅の絞りが施された訪問着を、と考えていますが、友人は色無地か江戸小紋で行くそうです。席は正面席だし、お正月ならいいかな、と自分では思うのですが。ご意見をお聞かせ頂けたら幸いです。
いつもお尋ねするばかりで恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
”真美弥の引き出し”をご覧下さいまして、ありがとうございます。
お能道具の訪問着は、刺繍や金彩を使わず友禅のみ、
白い部分も胡粉を用いず生地の白のままで染めています。
また今度、それぞれの能道具の写真を撮りたいと思います。
お能にご興味がおありとのこと、いいご趣味をお持ちですね。
梅の絞りが施された訪問着って、きっとすてきなお着物でしょうね。
色は? 柄行は? と、つい想いをめぐらせてしまいます。
お能の公演に、お気に入りの晴れのお着物で行かれるとは、
とてもすばらしいことだと思います。
お友達も色無地か江戸小紋のお着物で行かれますとのこと、
お着物姿のお二人が並んで座っておられると、
能楽堂の雰囲気も、ぐっと上がることと思います。
どうか、新しい年の良い想い出をつくってきてください。
訪問着でもOKということなんですね。おかげさまで安心してきて行けます。
お能道具の描かれた訪問着も、また拝見できるのを心待ちにしております。お忙しい中ありがとうございました。
昨年の秋から何度かコメントのやりとりをさせて頂いて、
ずっと前から存じ上げていたような、なんだか不思議な気がいたします。
また、何なりとコメントをお寄せ下さいます様、楽しみにいたしております。