訪問着 鉄線 <真美弥別染め> |

小さくて淡い色調の挿し色にも、
しっかりとした色の濃度を感じる存在感ある友禅を。
の思いで染めた、手描き友禅の訪問着です。
ピンクや草色など一色の中に濃いところや薄いところがあると、
なぜかその色が引き立って見える。
そんな、おとなしい中にも凛とした雰囲気を持たせた一枚です。

鉄線は夏に咲く花ですが、
この着物のように図案化された花柄のお着物は、
季節を問わずにお召しいただくことができます。

部分的に伏せ糊を置くことで、友禅の色の濃淡が生まれます。
この着物の友禅を挿した職人さんの仕事場にお邪魔したことがありますが、
えっ?と思うほどの、たくさんの絵皿や筆。
思いの色を出すための惜しみない試み。
ご自身の絵も描かれていて、展覧会に出品されています。

店内の展示です。
淡い色調の着物は、軽やかな風情。
着物姿が映える季節です。
お気に入りのお着物で、楽しくお出かけください。
* * * * *

まだ秋とばかり思っていましたら、こんな清楚な季節の便りがやってきました。

こんにちは。
鉄線?もう冬なのに?
と思って拝見していたら「図案化されたものだから季節を問わない」とのこと。
そうなのですねぇ。
そして淡い中にも濃淡でくっきりとした模様、地の色も素敵ですね。
いつも目の保養をありがとうございます!
夏の着物や帯の柄になっている鉄線は、紫や白で描かれていて、
涼しげですね。
そんな鉄線も、大好きです。
同じ花でも、表現の仕方でさまざまですね。
又、お越しの折には、この着物をぜひご覧になってください。