絽染め帯『朝顔』 <真美弥別染め> |

『朝顔に つるべとられて もらひ水』 加賀千代女
江戸時代、「牽牛花」と呼ばれていた朝顔。
さわやかな花色は、夏の風物詩。
この帯を見ていますと、
子供のころ、
早朝のまだひんやりした空気の中で、朝顔が、
凛として、すがすがしく、目に映ったのを想い出します。

紫と薄ピンクの花色。
しっかりとした平絽の生地に、
本格友禅の技法を用い、京都で染めてもらいました。

糸目糊の線がはっきりと出ています。


前柄の朝顔も、紫と薄ピンク。
お好きな方で、お締めください。
* * * *
梅雨が明け、夏真っ盛りとなりました。

”むべ”の実も、お日さんの光を浴びて、大きく育ちそうです。