手織袋帯 コプト聖鳥花文 <工芸帯地 洛風林の帯> |

遠い国の趣きたっぷりの、手織りの袋帯です。
写真では、なかなか色が出なくて残念ですが、
味わい深い複雑な色が、この帯の独特な雰囲気を醸しだしています。
普通、二重太鼓の裏側は模様が上下さかさまになりますが、
この帯は、裏太鼓も模様が上を向くように、織られていて、
見えないところに、手間隙がかけられています。

これは前の柄。
少し左右にずらすだけで、ずいぶんと、イメージがかわります。

ひとつの色の中に、何色もの糸が使われていて、重みのある色合いに。
いつまで見ていても、見飽きることがありません。

本歌はエジプトのコプトの文様。
くちばしにくわえた花輪で、
この鸚鵡は、どんな幸福を運んできてくれるでしょうか。
はるか昔のエジプトで演じられた物語に、想いを馳せて……。

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