勝山健史 帯 『アスターナ華文』 <工芸帯地 洛風林の帯> |

正倉院の御物を修復する作業の中で、
昔の裂地の持つ美しさに惹かれた、
勝山健史氏の、絹へのこだわり。
長野県飯島の工房で、
桑を育て、蚕を飼い、糸を紡ぐ。
気の遠くなるような、
ひとつひとつの工程の中から生まれる作品は、
不思議な美しさを持っています。

地の茶色の部分は、精錬していない生糸を使い、
織り上げてから、砧(きぬた)で打って、
しなやかさを出しています。
模様の白は、塩漬けの糸。
繭に熱風を当てる代わりに、
大きな甕のなかで繭を塩に漬け、赤土で覆います。
そうして出来た糸の輝き。
秋の個展で、17日(月)、18日(火)
勝山健史氏 来店予定です。(お昼前くらいから)
sold out
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山の谷あいなどで見かける、色鮮やかな水引草。
家で育てている水引草はすぐ日に焼けてしまうのですが、
今年はなぜか、きれいな姿を楽しませてくれています。

存在感のある帯ですね。
来週の展覧会で、数々の美しいものを拝見させていただく事を
とても楽しみにしております。
帯を織ってられる方に来て頂くのは、はじめてのことで、なにかと行き届かないことと思いますが、どうかよろしくお願いします。