紗手織名古屋帯 涼風縞 <廣田紬謹製 草木下井紬> |

六月のお単衣には、シャキッとした爽やかさ。
盛夏には、陽の光にも負けない涼やかさ。
そして、九月のお単衣には、
まだまだ汗ばむ季節の中にも、これから迎える秋の趣きを。
季節の移ろいと共に、
多様な表情を持つ、手織りの名古屋帯です。

草木染の味わいゆたかな色合いが、
アップにすると、ちょっとすてきなグラデーション。

とっても結びよい地風の帯。
横段の糸に光があたると、
上品な金糸銀糸のような上品な輝きが。 sold out
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チングルマ 2011年8月 白山にて

これからもブログ、楽しみに拝見します。いろんなお品を紹介していただけましたら嬉しいです。

洛風林さんの帯の、柄ゆきや織り味が大好きで、その中でも弊店好みの帯を出来る限り揃えさせていただいています。
さて、お尋ねの帯のことですが、洛風林さんにお聞きしました。幸いこのご本をお持ちで、きょうはもう社屋が閉まってしまいましたが、明日、本を見て、この帯が洛風林さんの帯かどうか、お返事くださいます。
すくいの八寸帯と書かれていますが、昔の帯ですと、全く同じに織るのがむずかしい場合が多いように思います。第一に、その機がまだ健在で帯を織る職人さんがおられること。そして、当時と同じ糸や染料が手に入ること、等々。条件が整えば、できる限りのことを、させていただきます。
すぐにお返事できなくて、申し訳ありません。はっきりした事がわかりましたら、もう一度、この欄で、書かせていただきますので、またご覧になってください。 真美弥

今朝一番に洛風林さんから、お返事の電話がかかってきました。
"インカの鳥紋すくい八寸帯"は、ゆりこ様がおっしゃられる通り、洛風林さんで織られた帯でした。けれども、この帯はある工房からの注文で織られた帯で、残念ですが弊店が同じ帯を入手することはできません。ほんとうに、申し訳ございませんが、もしお電話頂けますようでしたら、もう少し詳しくご説明させていただきたいと思います。
ゆりこ様がそんなにも欲しいと思われる帯がどんな帯か知りたくて、清野恵理子さんの「きもの熱」を注文しています。明日とどきますが、"洛風林百選"に載っている同じ名前の九寸名古屋帯や、弊店の帯棚にある"インカ花鳥格子文"に共通する柄行ではないか等、思いを馳せています。
また、この欄で、コメントさせていただきたいと思います。
真美弥

それから、"きもの熱"という本を教えていただきまして、どうもありがとうございました。店主も私も、インカの鳥の文様の帯、ほんとうに、すばらしい帯だと思いました。帯締めと帯揚げも、なんとも品のよい組み合わせですね。
真美弥