紗すくい名古屋帯 とうもろこし |
涼やかな夏の名古屋帯です。

お太鼓に とうもろこし
前は、とんぼ。


「すくい」という、綴によく似た織り方のこの帯。
陽の光りを受け、のびのび育つとうもろこしと、
ブローチにでもしたくなる愛らしいトンボ……。
淡い地色の上に、くっきり鮮やかな色で柄を織り出せるのは、
「すくい」の帯ならではの、技法です。
白い帯芯を入れて仕立てますと、
とうもろこしとトンボの模様が、
一段と、くっきり浮かびあがってきます。
sold out
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十年ひと昔と言うなら、
この苺が真美弥の屋上へやってきたのは、
ふた昔ほど前のことになります。
ふつうに売られているような味と大きさの苺でしたが、
だんだんと小さくなり、
いつの間にか、親指の先ほどもなくなってしまいました。
でも、小さくなればなる程、苺の味の濃さは、
最初のころとは、比べ物にならない程。

熟したところを、
虫や鳥たちに持って行ってしまわれないよう、
万全の策を講じるのも、楽しい知恵くらべです。
こんにちは。
あこがれのすくいの帯。
とうもろこしなんて、ちょっとびっくりする意匠ですね。
着道楽な方がキリリと粋に締められる姿を想像するだけでワクワクします。
そして濃縮された小粒の苺。
ガラス鉢の質感が名残の苺と相まって素敵なワンショットですねぇ。
日常の愛しさをこの1枚から感じました。
なんでもないことを大切にしたいなぁと思うのでした・・・。
すくいの帯やそのほか、
夏の物は独特の味があっていいものですね。
これからも、このページで、
夏のお召し物や帯を紹介させていただきたいと思いますので、
どうか、ご覧になってください。
この苺、季節が終わると、あるのすら忘れてしまいますが、
毎年、時期が来ると花を咲かせて楽しませてくれます。
写真では一人前に写っていますが、
実際にご覧になったら、きっと、”こんなちっぽけな!”と
驚かれるのではないでしょうか。