手織名古屋帯 カフタン裂 <工芸帯地 洛風林の帯> |
工芸帯地 洛風林の初代当主は、海外へ行くことがまだ珍しかったころ、
シルクロードから中近東やヨーロッパ等を旅され、
遠い国の裂地や意匠などを、大切に持ち帰られたそうです。
"カフタン裂"と名付けられたこの帯の図柄。
遠いトルコの国の人々はこんな柄の衣裳を身にまとっていたのでしょうか。
淡い三色の横縞に、日本の七宝によく似た模様。
大きな七宝に見える形も、近付いて見ると‥‥。
細やかな織りの技に、いつもながら、感心します。
ふくれ織りの地風は、締めやすいと定評。
今の季節に、ぜひお締めいただきたい帯です。
でもこの"むべ"、一本だけで、花は咲いても、実がなりません。
それで、蔓を切って、もう一本、植えてみました。
もし、実ができましたら、この欄で、お知らせさせていただきます。