手織袋帯 正倉院金工 <工芸帯地 洛風林の帯> |
地風がよくて締めやすい、手織りの袋帯です。
附け下げや訪問着、色無地等の、お着物に合わせていただきますと、
格調の高い、装いとなること、まちがいなしです。
図柄や色使いがおもしろく、
また、箔の使い方が、
この帯の、独特の雰囲気を、醸し出しているように思います。
sold out
追記 : 同柄の帯を、清野恵理子さん著「樋口可南子のきものまわり」で
柳崇作の草木染めの訪問着に合わせておられます。
* * * *
「正倉院金工」とあるので、正倉院の本を開いてみると‥‥‥。
講談社 「日本美術全集 第3巻 正倉院と上代絵画」
きっと、この帯の、図案は、ここからきたのでは!?
直径60センチを超える、大型の銀製の盤で、
描かれている動物は、花状の角を持つ鹿
と、本にはかかれているのですが、
この体型、背中が平らで、
トナカイのように、思えてなりません。
花にも見える、おおきな角を持ち、
歩みながら、後ろを振り返る姿は、
脚がしっかりと大地を、踏みしめて、
堂々とした、雄大さを、感じさせてくれます。
遠い、奈良の時代に、想いを馳せて‥‥‥。