郡上紬着尺 <室町の加納 謹製> |

丈夫だからと、安心して着ていた紬の着物が、
ある日、気がつくと、
裾や袖底が、薄くなって、すり切れてしまっていた。
そんな、苦い思いをなさった方も
おられる事とおもいます。
さて、岐阜県郡上市八幡町で織られる、
郡上紬。
糸には野蚕糸の一種のエリ蚕糸を用い、
手紡ぎ、草木染、手織りの、紬。
古くからある郡上織をもとに、
昭和になって、生まれた、
風格のある工芸織物。
格子柄などが主ですが、
この「郡上紬」
数ある紬の中でも、
* * *

なんばんぎせる(思い草)
路の辺の 尾花がもとの 思い草 いまさらになど ものか思はむ
(万葉集)

ススキの根に寄生する「なんばんぎせる」
今年は、夏の暑さが、かえって、よかったのか、
きれいな色に、咲きました。

着物着物しておらず、とても現代的な感覚を感じたのです。
実に好ましいお着物ですね
そして貴重な、なんばん煙管を拝見させていただき
ありがとうございました。かわゆいお花ですね
さっそく、コメント、ありがとうございます。
この郡上紬、ぜひ、お顔に、あててみてください。
きっと、◎だと、思いますよ。
「なんばんぎせる」のつぼみ、
無事に咲きましたら、
ぜひ、ご覧になって下さい。